【全まとめ】ジョコビッチ強制送還について

自分

今回はいつもと全然違うジャンルの記事を書きたいと思う。

この記事を読めば、なぜ世界一位のテニスプレーヤーが四大大会に出場できなかったのかが事細かにわかるので是非読んでいただきたい。

ジョコビッチの考えと今回の事件は、非常に僕自身が興味深い内容であった為、皆さんにも知っていただきたい。

  1. 概要
  2. 時系列まとめ
  3. 個人的な見解
  4. まとめ

概要

四大大会最多タイ20勝を誇るジョコビッチは2022年1月5日、全豪オープンに向けてオーストラリアのメルボルンに到着。

新型コロナウイルスワクチン接種の要件を満たしていないとして入国できず、ビザが無効とされたものの、豪裁判所が当局の決定を取り消し入国が許可された。

ところが、オーストラリア政府は14日にジョコビッチのビザを再び取り消すと発表。同選手は、弁護士との面談を認められつつも、現地時間15日午前8時(日本時間15日午前6時)に入管の勾留施設に戻るよう政府から命じられた。なお、ジョコビッチ側は異議を申し立てている。

16日のジョコビッチ側の異議申し立てについて、正式に裁判所で却下が決定。

これにより、ジョコビッチはオーストラリアから強制送還となった。

時系列まとめ

◆世界一位ジョコビッチのオーストラリア(メルボルン)入国を巡る経緯時系列

 ▽4日 ジョコビッチが全豪オープン出場を明言。参加選手に義務づけられた新型コロナウイルスワクチン接種の免除が認められたとジョコビッチ自身が主張。

 ▽5日 しかし、オーストラリア入国を拒否される。理由は、ワクチン接種免除に必要な証明を示せなかった為。

 ▽6日 ドアの外で警官2人が常時監視するメルボルンのトップアスリートにとっては劣悪な環境の隔離ホテルへ移送。弁護士は地元裁判所に入国拒否について異議申し立て。

 ▽8日 2021年12月16日に陽性反応を示したことがワクチンを接種できない理由と弁護側が主張した。しかし、陽性判明後もイベント出席などを実施していた事実が次々と判明してしまった。

 ▽10日 入国拒否(=ビザ取り消し手続き)に不備があったとして裁判所が入国を認める判断を示し、収容施設から即時解放するよう指示。ジョコビッチは練習再開。

 ▽12日 年末にスペインへ渡っていたが、入国書類にはスペインに渡っていなかったと記載。よって、事実と異なる記載をしたことが判明。ジョコビッチは故意ではなく単なる代理人のミスと釈明。

 ▽14日 オーストラリアのホーク移民相が再度のビザ取り消しを決定。「滞在が公共の利益を害する恐れがある」と説明。弁護士は裁判所に決定取り消しを申し立て。

 ▽15日 ジョコビッチが隔離ホテルに収容される

 ▽16日 裁判により、ジョコビッチオーストラリアから強制送還が決定

個人的な見解

ここまで読んでいただいた皆さんは内容はお分かりいただけたと思う。

では、今回何が根本の原因なのだろうか?

それは、個人の選択の権利 VS 反コロナ派を盛り上げてしまう事 だとの僕は思う。

ジョコビッチが入国できなかった理由は、コロナワクチンを接種しなかったという事だ。

ジョコビッチは、ワクチンを接種することを以前より非常に嫌がっていた。

なぜなら、ジョコビッチは自分の食べるもの全てを記録しており、成分が何かよくわからないものは決して口にしないし、よくわからないものを体に入れたくないからだ。

これは、世界一位のトップアスリートレベルだとワクチンを接種することで何かパフォーマンスに影響が出ることを危惧しているからであろう。

このジョコビッチの主張は非常に納得できる。

しかし、オーストラリア入国はワクチンを接種したことを証明する。または、接種しなくて良いという免除をもらうというルールがあった。

裁判所は一度接種しなくて良いということを認めたが、再度政府の意見を尊重し、意見を覆したことは僕は納得できない。

また、オーストラリアの政府、テニス協会の間でもワクチン接種について意見がはっきりしていなかったことも大きな原因である。

長くなってしまったが、再度まとめると、ジョコビッチの入国を容認してしまうと、コロナでも感染対策を疎かにするものが盛り上がってしまうということをオーストラリア(世界も含め)は感じており、ジョコビッチの個人的な選択は尊重されないという結果になった。

個人的な選択や意見は誰しもが自由であるし、尊重すべきだ。

ただ、今回の問題は影響力が大きすぎるジョコビッチという存在であるが為に政府も引くに引けない状況となったと個人的には思っている。


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